輝く星々のかなたへ!/月世界の無法者 <キャプテン・フューチャー全集5> (創元SF文庫)
輝く星々のかなたへ!/月世界の無法者 <キャプテン・フューチャー全集5> (創元SF文庫) / 感想・レビュー
ぽんすけ
滅びゆく星を再生させる。なんとも壮大な計画。今回は滅亡に瀕する水星を救うため、太陽系を通り越しはるか銀河の彼方。全ての星の生まれ出る原点へと向かうというもの。これ科学的に本当なのかな?あったとしても何億光年も先って到底辿り着けないけどフューチャーメンの振動発生器みたいなのが遠い遠い将来にはできたりするんだろうか。ハミルトンの生きた時代から100年近い現代でもまだ有人飛行で大騒ぎしてるくらいで、太陽系の他の惑星のこともほとんどわからない。戦争などせず宇宙の真理を皆で協力して追及していける時代がくればいいな。
2024/11/07
りょうけん
<娯> 都合5冊目の「創元社SF文庫 キャプテン・フューチャー・シリーズ」何作品かは小学生時代(うーむ、ざっと半世紀前だなw)に読んだ事がある筈なのだが全く記憶が蘇ってこなくて、全部初読のお話として新鮮?に読めて楽しい。今読むと「え!?こんなのありですかぁ~」というSF的背景設定も沢山あるけど、超娯楽小説なのだからこれでいいのだ! 鏡明の解説はそれなりにアメリカンSFの成り立ちを書いてくれていてそれはそれで興味ある内容ではあるけれど、キャプテン・フューチャー
2018/06/22
siopop
昔のSFだから仕方のない事なのだけど、太陽系ってどんだけ人類がはびこっているんだろう、地球や火星、金星などはまぁゆるすとしても。 木星や土星などの大型の惑星や海王星や天王星などの極寒の外惑星に、小さな小惑星。果ては月にまで人類が住んでいるそうです。実際そんなに彼方此方に人間がいたら、宇宙ももっと賑わっていて楽しいのかもしれないけど、やっぱ話に無理がありますよね。もっともこのシリーズにそんな瑣末な事をあげつらっても仕方のない事で、物語のちょっとした仕掛けとスピード感を楽しむのがベストな読み方なんでしょうね。
2014/11/30
いちはじめ
水星の危機を救うため、銀河中心まで行って帰ってくるという豪快さが際立つ「輝く星々のかなたへ!」に、悪人の罠にはまって殺人犯で指名手配されるという「月世界の無法者」の取り合わせの落差がなんとも……
2005/02/24
B. S. Junkie
ハミルトンの、強欲な資本家と踊らされる大衆に対する目線の厳しさは単なるステレオタイプという範疇を越えているように思える。彼は病める祖国の有り様を憂いていたのだろうか。今は世界中もっとお粗末だ。嫌になるね。●ラルスタン王の声の脳内再生は「古川登志夫」。wikiを見るとアニメ版の声優の中に同氏の名前がある。セリフの関係でキャプテンは「広川太一郎」にはならない。
2023/02/20
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