彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ! <キャプテン・フューチャー全集6> (創元SF文庫)
彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ! <キャプテン・フューチャー全集6> (創元SF文庫) / 感想・レビュー
ぽんすけ
思ったよりもカーティスがジョオンを愛していた件。彼女はスーパードジっ子で今までかなりフューチャーメンにいらない苦労を課してきたんだけど、カーティスが好きなら仕方ない。でもそうなると彗星王の陰謀で彼女の漏らした本音、ここを離れればあなたは又太陽系全てのものという言葉が深いな。いっそのことジョオンもフューチャーメンになるというのはどうだろうか。しかしハレー彗星ね。子供の時ハレー彗星が近づくっていうんで結構な話題になってたが、あの中に惑星が隠れられるほど大きいものだとは思わなかった。次に近づくのは37年後か
2024/11/21
りょうけん
<快> この作品が書かれたのは1940年。WEBの概念は無く,宇宙船コメット号には全太陽系の主要な書物が,なんとマイクロフイルムにて保管されている事がフューチャーメン達の大きな自慢なのだった。 SFといえども誰でも知っている科学的常識を無視しているお話はコンニチでは書物としてわ落第になってしまう。 だがこの時代はそんなのおかまいなしなのだ。そこがまた痛快で面白い。僕が本を読むスピード、普通は1ページ/1分程度なのだが、この本は2ページ/1分読めちゃう。明快で解り易いとても優れた作品だと思います。
2018/06/27
siopop
この物語は1942年発表なので、もしかしたら作者は1910年にハレー彗星が地球に接近したのを見てこの物語を創作したのでしょうか?当時は彗星の尾は有毒で地球に接近したら皆しんでしまうとか、彗星が接近すると酸素が無くなってしまうとか、色んなデマが飛び交ったそうです。そんな中、ハミルトンは彗星の尾は電子でその中には人が住んでいる。なんて荒唐無稽な想像でしょう、でもいかにもSF的で楽しい話です。このシリーズでは何時も新しい世界での冒険が書いてあるのですけど、物語を作る度に新しい世界を作るのは大変なんでしょうね。
2014/12/09
いちはじめ
「惑星タラスト救出せよ!」は、シリーズ中、スケールの大きさでは屈指だろう。「彗星王の陰謀」はその前哨戦?
2005/05/09
B. S. Junkie
キャプテン・フューチャーは危機、そして逆転のストーリーだが、「彗星王の陰謀」はメタな意味でもそうだった。●前半は正直どうすんのこれ、といった感じ。目新しいものがまったくない。漸進変化していくパターン(ネタの使い回しといってはいけない)でここまで来たが、どうやってひねりを加えるのかとハラハラさせられた。終盤はさすがのハミルトンである。●ジョオン、中活躍。もうちょっと活躍できる余地があっただろうと思う。●「タラスト」はぐだぐだヒーロー物とでもいうべきか。相当危なっかしい。終わりよければ全てよし。
2023/02/24
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