ルーンの杖秘録 4 杖の秘密之巻 (創元推理文庫 652-4)
ルーンの杖秘録 4 杖の秘密之巻 (創元推理文庫 652-4) / 感想・レビュー
イプシロン
エルリックやエレコーゼといった<永遠のチャンピオンシリーズ>に馴染んでいたからか、混沌・秩序・均衡といったワードが語られず、物語が進むことに最後まで違和感が拭えなかった。が、これもひとつのムアコックの才能、表現の仕方だといえるだろう。淡々とエンタメ味を醸しだしながら、敏感な人のために暗喩や伏線を散りばめる。しかしあとがきの壮大なネタバラシがなければ、そうしたものを素通りしていたかもしれない。そんなことから、訳者に感謝した読後感想となった。つまりは、後のシリーズを読みたくなる、心憎いあとがきなのだろう。
2017/10/02
つるら@turulaJB
4冊既読
trash
旧版のこの天野喜孝の表紙はいいなぁ。。と思うけど内容は絵みたいな話じゃないよ。コルムやエルリックに比べればましだけど最終巻はやっぱり悲惨。とはいえこのほとんどみんな救われないところがムアコックの魅力だともおもうけど。。
2011/02/09
洪七公
既読本
1984/02/29
冬至楼均
悲劇的なラストは、続く三部作への大いなる伏線となるのですが。
2009/07/16
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