タンタロスの輪 (創元推理文庫 662-2 コンラッド消耗部隊)
タンタロスの輪 (創元推理文庫 662-2 コンラッド消耗部隊) / 感想・レビュー
ニミッツクラス
80年(昭和55年)の260円の初版を読んだ。“コンラッド消耗部隊”4部作の2巻目で、エイヴァリー名義のEクーパーの作。挿画が初刊と同じく8点で、訳者が石田氏から宮脇氏へ変更。初巻で異星怪獣を出したから本書では趣向を変えた。主要面子3名と新規4名の“エクスペンダブルズ”だが、新規の中にエクスペンド計画の頓挫を狙う工作員がいる。さらに、しし座レグルス星系の植民候補惑星タンタロスには失われた種族の守護者(剣呑なロボット)がいて、即戦闘状態になる。怪獣よりはSFらしくて工作員探しのサスペンスもある。★★★★☆☆
2020/07/09
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×4.0…最初の成功ゆえにこの消耗部隊を第三国は快く思っていないようで今回は部隊の中に「スパイ」がいるという異例の事態から始まります。それからも苦難の連続。このタンタロスという世界は理想な世界な代わりにとんでもないものが居ついているのです。それゆえに何度もひどい目に遭わされ…少しロマンスも出てきますがそれは海外作品、ということで。最後のそれぞれの人の報告書がないのが残念!!
2013/06/17
suzuki-takefumi
消耗部隊の中に、裏切り者が紛れ込む、という状況だが、司令官コンラッドの無能さが目につく。司令官が仲間の疑心暗鬼をあおってどうするんだろう。そして、その状況をまるで利用できない裏切り者も相当な無能だ。
2008/11/18
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