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ギャラクシー 上 (創元推理文庫 692-1)

ギャラクシー 上 (創元推理文庫 692-1)

ギャラクシー 上 (創元推理文庫 692-1)

作家
フレデリック・ポール
矢野徹
出版社
東京創元社
発売日
1987-08-01
ISBN
9784488692018
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ギャラクシー 上 (創元推理文庫 692-1) / 感想・レビュー

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ニミッツクラス

87年(昭和62年)の税抜583円の文庫初版。ギャラクシー誌の創刊30周年記念アンソ(米80年)を本邦で2分冊して13編を収めた上巻。大御所の鉄板作品が半分弱を占めるが1950年の創刊当時は皆新人。眼福は、後年のアンソや著者短編集に載らない8編(コメ欄●印)。モリスン「審査の基準」は婦人連のケーキ品評会。公平を期すために審査員として選ばれた人間以外の生物の判定は公平なのか? ダンジグ「大いなるネブラスカ海」は73年設定のアメリカ内陸部の断層大陥没で巨大な汽水湖が誕生する日本沈没的ハザード作品。★★★★★☆

2022/10/24

黒い森会長

1950年から1980年まで刊行されたSF誌。廃刊記念?にFポールが編集したアンソロジー(と思う)Fライバー、Dナイト、Rシェクリー、Cスミスなど。解説は鳥居定夫(水鏡子)によるギャラクシーノート。年毎の掲載作品を紹介。「大いなるネブラスカ海」が”アメリカ沈没”そのもので面白かった。

2017/07/29

果てなき冒険たまこ

神保町の古本まつりで買ったのはいいけど少し読んで放置してあった。全体的に時代がかっててあまり面白くはない。そもそも短編苦手なのもこの手の面白いのかもしれないけど実はそうでもない短編ばかり読んだせいだと思ってる。でもコードウェイナー・スミスの「星の海に魂の帆をかけた女」は時代を感じさせない語り口がとても好き。ライバーの「性的魅力」なんかもコロナ禍の今だから興味持てるけど全体的な必然性は希薄だよなぁ。さて下巻も読まなきゃ、読了はいつになるのやら༾( ᷄ω ᷅ )༿ハテサテ

2022/07/02

aki

冒頭のフリッツ・ライバー「性的魅力」が、さすがでございます。まるでコロナ社会を予言するかのような「マスク社会」に変貌した近未来米国。それに伴い、暴力性と被虐性、官能性が異常なまでに高まっている。「最初はたんなるとっぴなスタイルに過ぎなかったマスクだが、二十世紀のブラジャーや口紅のように、たちまち必需品となってしまった」「娘が美しさを強調しているのか、それとも醜さを隠しているのか、決してわからないのだ」といった描写は見事としかいえない。最後に主人公は女のマスクをはぎとるのだが、そこに現れた素顔は…

2021/07/31

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