時間衝突【新版】 (創元SF文庫)
時間衝突【新版】 (創元SF文庫) / 感想・レビュー
ざるこ
かなり頭を混乱させられた。でも次々湧き出るベイリーのアイディアは新鮮でやめられない。物語は遠未来の地球。300年前に撮られた写真に現在より古びた遺跡が写っていることから始まる。時を経て新しくなる遺跡?タイトルがネタバレやけど時間線の衝突を避けるべくそれぞれの地球の住人たちが争うのである。それになるほど!と感心させられる砂時計型ISSの住人たちを絡ませ斜行存在という神かよ!と言いたくなる何かが存在したり…存在?時は人間が生きてて観測されただけのものだという解説が腑に落ちる。もう頭の中ぐちゃぐちゃ。また読む!
2023/01/03
わたなべよしお
ベイリーって、やっぱり凄いなー。読み始めたら止まらない。何というか、アイデアが卓抜で、そのユニークさだけで引き込まれてしまう。今回も奇想天外だが、妙に納得してしまう。「時間」とは意外にベイリーが書いている通りかもしれない。
2016/10/02
メセニ
300年前に撮られた一枚の写真に、現在よりはるかに古びた姿の遺跡が写っている。"遺跡は年とともに新しくなっているのか?”ーという入り口にグッと引き込まれる。ただし読み進めれば進めるほどに荒唐無稽なのである。物理学などの知識は皆無であるが、ここで語られていることがおよそデタラメであることには察しがつく。なるほど、こういうものを「バカSF」というらしい。ディスりなどではない。気がつけば最後の頁なのだから。細かなことなど気にせずベイリー流の壮大なジョークに付き合うのがここでの流儀。アイディアの勝利である。
2019/11/06
RED FOX
SF好きなのですがあまり読まない>_<ので、本ごとの設定や背景を把握するのに時間がかかり、本作も高速でぶっ飛んでるまま始まるので序盤からクラクラ。科学的なのか非科学的なのか、とにかく頭をグチャグチャにしてくれて面白かった。ワイドスクリーンバロックSFというジャンルらしい>_<
2017/11/25
月世界旅行したい
日本人SF作家第一世代から第三世代あたりまでの雰囲気に近い気がする。
2016/10/05
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