量子回廊 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
量子回廊 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) / 感想・レビュー
あぶらや
最近のSF作家の短編集。半分以上は名前を知らないが、なかなか力作揃い。この手のアンソロジーで好みに合う作家を発見するのは楽しい。特に漫画作品が2編あり両方とも聞いたことの無い作家だったがちょっとした発見だった。近年の漫画は興味をそそる新しい作家、作品が無く漫画を読む気にさせてくれなかったが、あるところにはあるということを再認識させられた。
2023/02/24
けいちゃっぷ
書き下ろしの『NOVA』よりは、すでに発表された作品の中から選択できるこちらの方が良作揃いと思えど、そうでもないみたい。これもSF、あれもSF、と手を広げすぎてるような気も。どれもSFということに異議はないが、こんなん読みたかないな、というのもいくつか。『NOVA』は「SFを書く」という前提があるが、こちらでは作者に「SFを書く」という意識がなかったが結果的にSFに見えないこともないという作品がいくつか選ばれているからか。「SFの浸透と拡散再び」にならねばよいが。629ページ
2010/08/02
まつじん
解説によるとSF界は隆盛のようですがワタクシ好みの”カンタン”で楽しいオハナシは減っているようです。なんかこう部厚くなった分敷居も高くなったような気がするんですがねぇ。
2010/08/28
紫伊
ひさびさに読んだSF短編集。多種多様な短編集で読んでいてあーSFってやっぱり面白いなと思える読書感だった。お気に入りは上田早夕里「夢見る葦笛」。ぞくぞく感がとても好みだった。
2022/10/28
garth
田中哲弥が圧倒的に凄いと思うのはオレだけですか。それにしても編者や作者から「SFとしても読める」とか「まさかSFの尺度で評価されようとは」と言った言葉が出てしまうのが悲しい。というか情けない。もうそういうのはやめようよ。
2010/08/15
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