KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

MM9―invasion― (創元SF文庫)

MM9―invasion― (創元SF文庫)

MM9―invasion― (創元SF文庫)

作家
山本弘
出版社
東京創元社
発売日
2014-05-30
ISBN
9784488737023
amazonで購入する Kindle版を購入する

MM9―invasion― (創元SF文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

absinthe

面白かった。またまた怪獣愛あふれる作品だが、今回はラブコメ要素が追加された。途中、いつまでラノベしてるんだ!とイライラする場面はあったが、戦闘が始まると迫力満点。巨大化すると3分しかもたないという設定もニヤリ。もっと長く続いて欲しかった…。読み切るのがもったいないので、次巻は間を開けよう。

2016/09/24

Bugsy Malone

期待以上。「MM9」での気特対をストーリーの援護にまわし、今作は少年少女が大活躍。ラブコメ要素の多い前半では「あれ?前作とは方向が違うのか?」などと思いつつ、それでも楽しみながら読んでいたが、中盤からの宇宙怪獣襲来以降の宇宙怪獣による都市蹂躙の凄まじさ、ウルトラマン的役どころのヒメとの闘い、自衛隊との戦闘など大迫力の展開に大興奮。続編といえど読者を飽きさせない作者の意図に脱帽でした。

2015/05/31

更紗姫

夢中で一気読み!読みながら 『見慣れた街が破壊される描写に興奮してる私って、どうなん?』と、ちょっと自分を嫌いになりかける程、文章に没頭。だけど、6号が神田川に到達した辺りで、心が悲鳴を上げる、『これ以上はダメ!ここで食い止めなきゃ』 もはや登場人物の一員に・・・。〈帰宅難民の夜〉を経験した身には、首都・東京の危うさは身近でリアル。だから一層、本作の〈潰される街〉が怖い、そしてそのリアルさが文句なしに面白い。明日は余計な事は考えず、ただただ〈可愛い巨大怪獣〉ヒメの活躍を堪能すべく、再読しようっと。

2014/06/26

つねじろう

予想を裏切る面白さだった。前作のイメージは崩さず長編仕立てで、前作の主役クラスが脇を務め、サイドストーリーがメインに躍り出ると云う大胆なフォーメーション。これが見事に成功して居る。妖怪チームとの新たなバトルを思春期の少年少女の恋愛模様を絡ませ、怪獣レベル宇宙人レベルの三角関係まで持ち込む大きさとややこしさが面白い。でも、しっかり怪獣映画的な約束事は踏み外さないしそれらへのオマージュはキッチリちりばめられているのが憎い。ヒメ可愛いよ健気だし、ジェミーの今後も気になる。否が応でも次作への期待が高まりました。

2014/06/16

ntahima

ウルトラマン世代ってどのくらいの幅があるのだろうか。Qを含むウルトラマン・シリーズへのオマージュ。舞台は2012年の日本のように見えるが文中で時折語られる歴史が一部改変されていることからここがパラレルワ―ルドであることが分る。自然災害の代りに怪獣災害が繰り返される世界を描いたシリーズ第二作。ウルトラマンの役を巨大怪獣少女が務めるという元祖オタク作家的展開。当初は激しく違和感を覚えるも知らぬ間に設定に馴染んでいる私がいた。お約束の三分間ネタも出てくる。見方を変えれば異類婚姻譚という伝統的物語世界とも言える。

2014/06/26

感想・レビューをもっと見る