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てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) (創元SF文庫)

てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) (創元SF文庫)

てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) (創元SF文庫)

作家
大森望
出版社
東京創元社
発売日
2013-03-21
ISBN
9784488738037
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てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) (創元SF文庫) / 感想・レビュー

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山田太郎

既読は、山の上の交響楽。当たり前のようだけど、全部面白かったとアホのような感想。あとがきの星新一のエピソード泣けるな。大槻ケンヂはなんであとがきないんだろう?

2013/05/20

亮人

星雲賞はお祭り大賞だからと、まあ期待抑え目で読んだが、佳作ぞろいの良い短篇集だった。特に、荒巻義雄「白壁の文字は夕陽に映える」と中井紀夫「山の上の交響楽」は大傑作!!荒巻初期SFは再評価の機運が高まってきているので復刊しないかなあ。本作も精神医学の進化のビジョンが素晴らしい。「交響楽」も、設定の妙からの芸術のあり方を問うラストに感銘を受けた。ラストの入手困難の3作の流れも楽しい。しかし、オーケンだけ「著者のことば」が無いのは何故だ??

2013/04/01

ぜんこう

今年の読み納め(間に合った^^;)。SFといっても、こんなにいろんなのがあるんですね。巻末の一覧を見たら、有川浩さんの「図書館戦争」シリーズも星雲賞をもらってたのね。じゃ万城目学さんも十分受賞できそうだ(笑) ハードSFばかりじゃないので、SFを毛嫌いしてる人にも合う作品見つかるかも。僕は最後の「インディペンデンス・ディ・イン・オオサカ」みたいなバカバカしいのが好きです・・・今度「SFバカ本」も借りてみようかと(^^)

2014/12/31

adari

星雲賞短編SF受賞作だけあってどれも面白い。もしも恐竜が知性を持っていたら…の『恐竜ラウレンティスの幻視』、頭のいかれた娘に芸をさせて旅をする『くるぐる使い』、宇宙船で命がけのダイエットをする『ダイエットの方程式』が特に好き

2014/02/09

isfahan

ワンアイデアをぎゅっと詰め込み濃縮した素晴らしいSF短編集。はずれなし!中井紀夫の「山の上の交響楽」、八百人楽章が作中で演奏されていくとテンション上がってきて涙が……。最近で言うと「本にだって雄と雌があります」みたいな雰囲気のカタルシスがわき上がってくる傑作だった。「白壁の文字は夕陽に映える」は「超能力があれば知能は必要ない」という鮮烈なワンアイデアがすさまじい。あと、大槻ケンヂはこんな津原泰水「五色の舟」みたいな作風だったとは。いずれもこの本がなければ読むことはなかっただろう傑作。出会えてよかった。

2013/06/19

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