原色の想像力2 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫)
原色の想像力2 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫) / 感想・レビュー
キョウラン
とりあえずざっと読んだけど1巻よりはるかに読みやすく面白いw1巻は余計なぜい肉がついたような感じだったけど2巻では全体的に軽い感じに読める。1本目の「繭の見る夢」はかっこいい平安朝SF。2本目の「ニートな彼と~」はラノベ風でSF味は薄いけどこういうのは好きだな、読みやすいし。3本目の「What We Want」はスペースオペラ風で良かった。後半はあとでじっくり読むことにして、それにしても読みやすいので興味ある方はぜひって感じ。巻末座談会も相変わらず面白いし。
2012/04/26
かながわ
スミレさんが気になって読もうとしてた2、著者の言葉が加わり嬉しい。1よりも好み。3は出なかったわけだけど、飛さんを囲んだ座談会を読んでみたかった。片瀬さんもここから出た人だったのか。
2020/10/03
inugamix
繭の見る夢、意外なとりあわせと展開にすごいなぁと感心しつつよくわからんかった。雰囲気よすぎてパロが浮く。なぜか薄い本の空気感じた。What We Want、ククルド種族のなりたち在り方が魅力的。次々と「おっ」「ほほう」と呟かされ飽きなかった。大長編かシリーズで読みたい。プラナリアン、科学の道具立てで彩られたロマンチック純愛伝奇美しい。花と少年、中二病時期に読んでショック受けたい。洞の街、再読。好き。
2014/08/22
けいちゃっぷ
第2回の創元SF短編集に応募された、まあ水準以上の作品。 前回も思ったのだが、長さは50枚以内にしてくれないかな。 それくらいの長さにアイデアをギュッと詰め込んでくれれば言うことないが。 今回も面白そう(あくまでも「面白そう」)な作品が揃ったが、もっと突き抜けて欲しい。 自分で書くわけでもないので「ないものねだり」なことは分かっているのですが。 446ページ
2012/11/16
女神の巡礼者
2010年7月から公募した「第二回創元SF短編賞」の上位入賞作品からのアンソロジー。受賞作は酉島伝法さんの『皆勤の徒』でしたが、本書には受賞後第一作『洞の街』が収録されています。その他7作が収録されていますが、目を引くのは佳作の空木春宵さんの『繭の見る夢』最近もご活躍の空木さんも原点はここだったのですね。全体の感想としては短編賞だからか文系SFが多いなという感じ。やはり小説書いて賞に応募しようという方は文系の方が多いのかな。ところで「編集部より」には3をお待ちくださいとありましたが、なぜ出なかったのかな?
2024/11/21
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