宙を数える 書き下ろし宇宙SFアンソロジー (創元SF文庫)
宙を数える 書き下ろし宇宙SFアンソロジー (創元SF文庫) / 感想・レビュー
宇宙猫
★★★★ 一番読みたかったのが既読だったのが残念。全体的にもう少し何かが欲しい感じ。 平林君と魚の裔/オシキタケヒコ:既読 もしもぼくらが生まれていたら/宮西建礼:アイデアが分かり易くて面白かった4 黙唱/酉島伝法:やっぱり苦手3 ときときチャンネル#1【宇宙飲んでみた】/宮澤伊織:宇宙を呑むと言うのが面白い3 蜂蜜いりのハーブ茶/高山羽根子3 ディセロス/理山貞二:時間のずれに混乱する。難しい。3 D
2021/06/19
Fondsaule
★★★★☆ オキシタケヒコ「平林君と魚の裔」、 宮西建礼「もしもぼくらが生まれていたら」、 酉島伝法「黙唱」、 宮澤伊織「ときときチャンネル#1〈宇宙飲んでみた〉」、 高山羽根子「蜂蜜いりのハーブ茶」、 理山貞二「ディセロス」 6編の宇宙短編集。 宮西建礼さん”小惑星が地球に追突、どうやって軌道をずらすのか” って話がよかった。
2023/08/04
そふぃあ
オキシタケヒコ「平林君と魚の裔」は自分の中で殿堂入りした。魚から進化した我々には好機をただ待つことはひたすらに難しいが、海底固着生物を祖先に持つ彼らにとって"足るを知る"という格言は当たり前すぎるのかもしれない。/酉島伝法「黙唱」は期待を裏切らない面白さだった。
2022/09/19
そうぺい
初読。アンソロジー。初めましての方も。面白す。というよりSFにしか希望はないのでは、世界に通じるのも…なんて、流行ってる現代小説を一切読まない人間がつぶやいたりw オキシさんが目的でしたが、力作揃いだと思います。どれも長篇やシリーズのプロトタイプ感が半端なく。まず、オキシさんは…まあ面白すぎますよね、当然wラノベ感を装いつつ切り込み展開していく様は、当代一。酉島さんは、作風確定w宮澤さんは百合旨。宮西さん、高山さん、理山さんはそれぞれ初めましてですが、力が入ってますよね。特に理山さんのは、素晴らしく。
2019/11/16
もち
「それが、待つ者の生き方だからだ」◆宇宙船にて。水棲生物の研究者は慄いていた。眼前には、異星人の超巨大通商網に挑む少女と、四つ脚、四つ腕、放射対称の身体を持つ侍。きな臭い依頼を請けた先で、彼女は宇宙と通商網の裏側を知る――(『平林君と魚の裔』)■見事に気色の異なる作品が揃う。生物の習性と経済を掛け合わせ、生きたスペースオペラに仕立てたオキシ作品、未来視の賽を巡る殺人事件から、ミステリ・時間モノ・SFそれぞれの爽快感を導く理山作品が白眉。
2019/11/02
感想・レビューをもっと見る