旋舞の千年都市〈上〉 (創元SF文庫)
旋舞の千年都市〈上〉 (創元SF文庫) / 感想・レビュー
わたなべよしお
何というか、混沌、雑然としているが、独特の魅力が漲る。東西が出会うイスタンブールは不思議な街だ。ただ、ストーリー展開はやや遅いので、ややまどろこしい感じも。「下巻」でどう展開するのか、楽しみ。
2016/06/16
スプリント
じっくり読みたいSFです。 というよりゆっくり読まないと登場人物は多いし、場面展開は頻繁だし、イスラムをはじめ宗教用語も多くてストーリーについていけません。でも根気よく読み進めていく作品もたまにはいいものです。
2016/08/13
マト文庫
冒頭の自爆テロと、登場人物たちの運命が絡みあっていく物語だというのはわかるんだけど、上巻の時点ではまだそれらの接点は薄く、おもしろいんだけどなんだか退屈という状況。後半怒涛の展開が待っているに違いない、と期待しているが、ちょっと飽きたので、下巻の前に一息つこう。
2016/06/16
fukumasagami
「あの女だ」 「エレーリの預言者さ。おれは、ちょっと話をふくらましすぎじゃないかと思うけどな」 「違う違う、そうじゃない。この女なんだ。おれはそこに行かなきゃ。この人と話さなきゃ。知ってるんだよ。前に見たことがあるんだ。爆弾が炸裂したときに、この女はおれのすぐ横に立っていたんだ」
2017/10/16
Yoshiyuki Kobuna
ハヤカワのベストSF2014海外篇第5位。どっしりと濃密な都市描写と、めまぐるしく変わる視点と状況に翻弄されっぱなしの圧倒されっぱなし。上巻を読んでも、物語はどこに落着するのかどう収束するのか見当もつかず。見当もつかずっていうのは、実はすごく嬉しい。
2016/07/08
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