ベイビー・ビバップ ― ウィーツィ・バットブックス〈5〉創元コンテンポラリ (創元コンテンポラリ フ 1-5 ウィーツィ・バット・ブックス 5)
ベイビー・ビバップ ― ウィーツィ・バットブックス〈5〉創元コンテンポラリ (創元コンテンポラリ フ 1-5 ウィーツィ・バット・ブックス 5)
- 作家
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2002-11-01
- ISBN
- 9784488802073
ベイビー・ビバップ ― ウィーツィ・バットブックス〈5〉創元コンテンポラリ (創元コンテンポラリ フ 1-5 ウィーツィ・バット・ブックス 5) / 感想・レビュー
冬見
両親を亡くし祖母と暮らす少年ダークは、自分がゲイであることを話せずにいた。自分を語ることを拒絶したダークだったが、他者の物語を聞くにつれ、物語ることの本質を知り、解放される。物語を語るということは、触れることだ。そうすることで、彼は自由になった。未来に愛は待っている。そして、愛はずっとそこにある。光の先で待っているたったひとりの誰かに会うために、彼は生きてゆく。素敵な物語だった。
2018/02/07
ホオズキ
ウィーツィ・バッドシリーズを全て読み終えたのでまとめて感想を書いておきます。結論からいうと、この『ベイビー・ビバップ』が一番気に入りました。ブロックの作品らしさがよく表れていると思います。また、これは彼女のどの作品にも共通していえることなのですが、物語中にでてくる植物や生き物、そして食べ物や洋服が印象的です。サンザシの花、マネシツグミ、日本料理、繊細な花模様のレースを施した古いドレス・・・・・・いろいろな文化をふんだんに取り入れることによって、エキゾチックな空気の漂う魅力的な作品世界が成立していますね。
2010/09/11
shibatay
ウィーツィのパートナー、ダークの物語。
2008/04/30
kimumaki
一作目『ウィーツィー・バット』から登場するウィーツィーの無二の親友ダークの物語。ダーク、祖母のフィフィ、そしてその母親…と続く物語を聞く事でダークは自分を受け入れてゆく。とても美しい心癒される一作。
2005/02/23
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