不思議の国のアリス
不思議の国のアリス / 感想・レビュー
ヴェネツィア
『アリス・オンパレード』第24弾。これは珍しい注釈つきのアリス。序に研究的な解説があり、本文の欄外にも随所に注が付されている。注釈しているのはマーチン・ガードナー。アメリカ人で数学啓蒙家といった経歴の人。挿絵はテニエルだが、これも欄外に一応は載せておいたという程度に置かれている。訳者は石川澄子。本書と同じ東京図書から「赤毛のアン」シリーズを出している。訳文はかなり丁寧だが、本書の性質上、子どもの読者への配慮はなされていない。これからアリスを研究対象に考えて行こうとする読者には何かと便利であるかもしれない。
2013/11/09
ちえ
マーチン・ガードナーの注釈付きアリス。その注釈が詳しくて本文以上にそちらに気を取られ、さらにわからないことをググってなど、濃い読書となった。「不思議」と「鏡」は両方とも発行後まもなく自分で購入、購入時の自分が注釈をどこまで読めていたのか(今の私もだけど)謎だ。それはともかくアリスの謎や言葉遊び、奇想天外なストーリーは楽しい。40年前の本なので訳は古めかしい。テニエルの絵も堪能。キャロルはモデルに使うようにと女の子(アリスではない)の写真を送ったのにテニエルがそれを蹴ったこと、↓続く
2021/09/18
Akito Yoshiue
注釈が細かくて親切。
2015/07/22
riek●
再読。造語について参考までに、、、って読み出したら止まらないんだよなぁ。
2012/11/15
Misa
結構な展開になっても意外とアリスが適応していく感じが面白い。 展開が理不尽でまさしく不思議の国の話。 この挿絵がまた最高です。
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