KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

封印される不平等

封印される不平等

封印される不平等

作家
橘木俊詔
苅谷剛彦
出版社
東洋経済新報社
発売日
2004-07-01
ISBN
9784492222515
amazonで購入する

封印される不平等 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おたきたお

日常の生活やニュースを見る度に感じる違和感の一つに「平等感」がある。「自由主義」「自己責任」を旗印とする意識が闊歩する中で、どのように違和感を払拭できるのかの一つの切り口がこの著書にあると思う。「不平等」の改善のための提言が主観によるものが多いように感じるが、それだけ客観だけで論駁できない部分が多いのかもしれない。

2006/01/01

Happy Like a Honeybee

出版当時、新進気鋭の学者たちによる対談。内容のように不平等化の進展は避けられない。数字や統計を用いて説得力もある。しかし経済のグローバル化は不可避である。平等を唱えている影で漁夫の利を得る国は?

2014/01/06

真夏みのり

まあまずは不平等を認識しなきゃいけないってかとか。結局北欧をパクるという主張はやや残念。再分配政策がもつデメリットが日本には適応されないというのもいまひとつ納得できず。封印された不平等があるのはわかりますが。

2011/04/28

hirooo

世紀の変わり目あたりからにわかに注目を集めるようになった格差問題に関するオピニオンリーダーたちの饗宴。座談会のメンバーが豪華すぎでそれだけでも一読の価値あり。一流の学者の思考が垣間見られる。なお、苅谷・佐藤両教授の頭脳の切れが抜群で、この問題の震源地的な存在である橘木教授は何度両教授に差し込まれる場面が見受けられ、なんだか学者としての格の違いすら違うのではという印象をもった

2008/10/24

ちびお

ゆとり教育が格差を広げたという考察は、目から鱗。家庭環境は、子供のコミュニケーション能力にも強く影響するのか。学歴よりもコミュニケーション能力の方が、組織の階段を登るには必要。

2024/05/05

感想・レビューをもっと見る