「2030年日本」のストーリー: 武器としての社会科学・歴史・イベント
「2030年日本」のストーリー: 武器としての社会科学・歴史・イベント / 感想・レビュー
うえぽん
2030年に向けて異分野の6名が行った未来予測対話。マスメディアの必然的な現状維持傾向を指摘する社会学者に、貢献の見える化と仲間間距離のバランスが経済圏を機能させるとする経済学者。64年パラリンピックが障害者の環境を変えるきっかけだったとする作家に、政治史によって現代を相対化すべきと言う歴史家。人口減少により空き家等の空間が生まれ、近隣の引き受けとパノラマ感覚が有効だとする都市計画学者と、演出家のいない中で小イベントの連続により大きなビジョンが生まれるとする政治学者。角度を変えた組み合わせの妙と言える。
2023/11/08
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