流れ星におねがい (フォア文庫 B 254)
流れ星におねがい (フォア文庫 B 254) / 感想・レビュー
りゅう☆
1位になると校長からご褒美がもらえるクラスリレーの選手に選ばれた足の遅い桃子。嫌なことがあった時、用務員の仙さんに色々聞いてもらってる。空から降ってきた星を学校に埋めて毎晩祈ってる仙さん。でも入院して会えなくなった。一生懸命走る練習をする桃子。圭太郎は応援してくれるけどウルフや西川さんは全然協力してくれない。でも桃子の頑張りが彼らを変えた。そして見つけた流れ星の正体に胸が熱くなる。迎えた本番。一丸となり掴んだ勝利。校長先生へのお願いで西川さんの行動と言葉にウルッ。侮ることなかれ児童書。純粋に感動しました。
2023/07/22
zero1
森絵都の児童文学。大人が読んでも学ぶ点が多く、泣ける。小4の桃子は足が遅いのにリレーのメンバーとなった。優勝すればサッカーボールがもらえるが、練習にも人が集まらない。花壇で花を育てている用務の仙さんに相談する桃子。彼は学校にある流れ星に祈るという。その仙さんは心臓発作で倒れる。桃子は流れ星を見つけ、リレーで勝つことができるのか?MVP は桃子が苦手にしていた西川さん。人の真の姿はなかなか見えないもの。仙さんにも悲しい話が・・・リレーの後にも閉会式でドラマが。この構成は流石、森だ。児童文学は侮れない!
2019/01/27
小夜風
【図書館】森絵都さんの児童書。四年生の桃子は運動が苦手なのに、運動会のクラス対抗リレーの選手に選ばれてしまい、用務員の仙さんに話を聞いてもらうと、仙さんはこの学校のどこかに埋まっている流れ星のことを教えてくれます。児童書だから簡潔なお話なのに…泣けました~。始めの方にサンタさんのこととか書いてあって、これは子どもに読ませたくないかなって思っちゃったけど…中学生くらいの子が読んでも感動出来ると思います。良いお話でした♪
2014/07/03
海(カイ)
【図書館】『にんきものの』シリーズを読んでこちらを読みました。解説にこの本は『森絵都入門』のような作品……と書いてあったので、紹介してくれた方に感謝です!とてもいいお話でした。
2017/07/19
びすけっと
2002年11月刊。単行本1995年刊。絵が武田美穂さん!森絵都さんのにんきものシリーズのペアだ! 運動会リレーに誰も出たがらなくて「体育係」というだけで選ばれた桃子。用務員の仙さんが作っていた花壇や仙さんを愛おしんでいたのは桃子ばかりじゃなかった。リレーに全く前向きじゃなかった西川さんも同じだったなんて。思いも寄らぬ同志がそこここに。「校長先生にお願いリレー」ユニークだわ。p.144-145の一人として同じ子のいない武田さんの絵、いつもながら大好きです。
2015/02/02
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