さるとかに (日本名作おとぎばなし・むかしむかしあったとさ)
さるとかに (日本名作おとぎばなし・むかしむかしあったとさ) / 感想・レビュー
丘野詩果
紙芝居。16場面。『さるかに』の絵本はものすごくたくさんあるけれど、脚本『松谷みよ子、画が西巻茅子という組み合わせは選ぶに足る「良いもの」である。昔話の語り口で書かれ、歌もはいり、読むとリズミカルである。「かあさんが死んじゃった」「かあさんがころされた」というフレーズが、こども達の前で読むのに気が引けたけれど、なんとかさらっと読む。長いので、途中飽きてしまうのではと心配だったが、物語のチカラはすごいね。こども達は真剣に聞いていた。3歳以下の小さい子はちょっと気が散ってしまったかな。「牛のくそ」がいいね。
2016/01/18
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