島田荘司全集 I
島田荘司全集 I / 感想・レビュー
白義
日本の本格ルネサンスの始まり、立役者といっていいだろう島田荘司の全集。第一巻は怪奇と合理性に満ちたザ・本格ミステリ『占星術殺人事件』と『斜め屋敷の犯罪』、叙情性と人間味に溢れた社会派ミステリ『死者が飲む水』を、それぞれ改訂完全版を収録。月報は宇山日出臣との本格、新本格の昔話。分厚いけど、日本のミステリの一つの頂点がここにまとまっている
2011/09/03
ホームズ
『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』『死者が飲む水』どれも何回も読んだけどいいですね(笑)しかしこの全集は本棚に並べる分にはいい感じですが実際に読むには不便ですね~(笑)
2009/09/22
Izutan
人から勧められた島田荘司の本が3冊とも入ってたので、「これはお得!」と衝動買い。 どの作品も練りに練られたトリックが描かれており、彼が熱く推薦してきたのもうなづける。 個人的には島田と聞けば本格ミステリのイメージが強かったので、社会派ミステリの内容だった「死者が飲む水」が印象深い。 極めて緻密に構成された時刻表トリックには驚かされた。
2013/12/07
かりゆみ
800p強、読み終わったときの達成感。「占星術殺人事件」これが読みたくて図書館で借りた。トリックは漫画で知っていたので御手洗の性格に一番驚かされた。あと京都の友人やさしすぎ。「斜屋敷の犯罪」これが一番面白かった。花壇の謎は登場人物にはどうやってみえたのかよくわからない。「死者が飲む水」タイトルのダブルミーニングに驚く。時刻表トリックは時代ですね。三作品とも犯人はこの人だろうな、と予想はつくんだけど、トリックや動機は全く思い付かない素晴らしい作品でした。
2022/07/29
シオこしょう
推理小説の入門編ということで読んでみました。何十年も昔に書かれているのに今でも読んでて新鮮な感じでした。御手洗さんの出てくるんですね。
2014/04/15
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