島田荘司のミステリー教室 (SSKノベルス)
島田荘司のミステリー教室 (SSKノベルス) / 感想・レビュー
よし
Q&A形式と島田氏の講演のようなかたちの2部編成で書かれている。前半は初歩的なことから質問に答えていて、ミステリーを書く上での大事なことを伝えている。後半は島田氏のミステリー観の話が強く、ミステリーという言葉にすごく意識して意味を考えてらっしゃる印象を受けた。ちょっと話が難しくてわからないこともあったけど、面白い話を作るだけじゃなく、意図を持って創作していることを知れた。
2023/11/22
bluemint
私は小説を書く気はないが、ここでは実に丁寧に小説の書き方をレクチャーしている。アマチュアが疑問に思うようなこと、例えば梗概を書く場合にトリックのネタまで割って書くべきか、字下げの実際の仕方と読点の付け方、ワープロ原稿で提出すべきか、構成の仕方、トリックの膨らませ方など等、興味深い話ばかり。後半は日本ミステリーの流れと新本格についての講演。著者近影がコワモテの理由もわかる。後輩をきちんと育ててデビューまで応援しようとする気持ちが良くわかる一冊だった。
2021/12/13
ソラ
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 小説を読んで、自分も書いてみたくなったけど…、「プロットはどのように書けばよいか?」「トリックをどう考えればよいか?」といった疑問に数多くの名作を書き、また多くの若手作家のデビューを後押ししてきた本格ミステリー界の巨匠・島田荘司が答える。また、書くだけでなく、探偵小説・本格ミステリーの発生から変遷について語り、読者にとっても本格ミステリーをより楽しむための知識を与える。
2007/04/23
ここは
島田さんが意外に優しい人だという印象(笑)。わかりやすく丁寧に教えてくれるので好感度アップ。
2015/05/30
ハルカ
著者近影とかからはワイルドでちょっと近寄りがたいイメージを受けるけど、そこからは想像が付かないほど質問への答え方も優しくて穏やかでめちゃくちゃいい人っぽい。執筆の背景も分かって面白い。日頃からアンテナを張っておくことだ!
2012/08/20
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