死者が飲む水
死者が飲む水 / 感想・レビュー
Cinejazz
事件は、札幌市豊平区の元水産庁職員の自宅に、二個のトランクに詰められた首と両腕のない切断された死体が届いたことに始まる。札幌署はじまって以来の難事件に、“モ-さん”と呼ばれた“牛越佐武郎”という中年のベテラン刑事が挑むことになった。この刑事の人好きのするキャラクタ-が作品全体の軸となり、犯行動機の裏付けとなる〝死者が飲む水〟が真相解明の鍵と結びつき、鉄壁のアリバイ崩しへとなだれ込んでいく。江戸川乱歩賞の応募作品となった【島田荘司】初期の本格推理小説である。
2020/02/12
トモロー
読後感が清々しい。本格モノではなく、刑事ドラマを見ているような展開で惹き込まれた。トリックは懐かしい時刻表もの。これは正直ややこしいのであまり得意ではない。時代背景が昭和なのに、そこまで古臭い感じがしない文章で読みやすい。
2023/04/21
yoko**
ゴリゴリの刑事もの。お腹いっぱい。時刻表トリックは読み飛ばしてしまいました。ごめんなさい。
2014/10/08
もかすけ
時刻表トリックの本格推理。舞台は40年前。当時、東北新幹線は大宮ー盛岡間だけ。今でも札幌ー東京は鉄道だと8時間かかる。こういうの読むと、時刻表見ながら旅したくなるね。
2022/01/19
greece
★★★☆☆
2020/01/28
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