奇想天外 復刻版 アンソロジー
奇想天外 復刻版 アンソロジー / 感想・レビュー
nuit@積読消化中
どうやら自分は読む人によっては「古くさい」と言われそうな、70年代前後の読物が好きなようで、こちらも十分にその時代の雰囲気を楽しませてもらえました。中でもTVシリーズ『ミステリー・ゾーン』の脚本も手掛けていたロッド・サーリング『不死の条件』が好き。他にヘンリィ・カットナーのアダムスファミリーを彷彿とさせるミュータント一家『教授退場』も絵的に想像すると笑えます。そして本書で知りましたが87分署シリーズでお馴染みのエド・マクベインやピンク女優で有名な鈴木いづみさんもSFも書いていたなんて!勉強になりました。
2017/12/22
ハスゴン
なんだか懐かしい感じがする。もう一冊が楽しみですね。
2018/02/23
kokada_jnet
「山口雅也の作り方」とでもいうか。あくまで山口氏というフィルターを通過した「奇想天外」である。2つの対談のテーマになっている、70年代のSFとミステリとの、微妙な距離感覚はなつかしい。ただ、今の読者がこの本を読んで、面白いかどうかは、疑問がある。
2018/01/03
阿部義彦
SFファン必読!70年代には不思議面白雑誌が沢山ありました。「話の特集」「面白半分」「ビックリハウス」「幻影城」そしてこの「奇想天外」もそう。主にSFエンターテインメントに重きを置いた伝説の雑誌が復刻版として甦りました。小説再録では「教授退場」ヘンリー・カットナーの『 おらたちホグベン一家もの 』に爆笑!おら、ほんま、おんどろいただよ!です。そして、シャーロッキアン必読のシャーロックとターザンの贋作「シャーロック・ホームズアフリカの大冒険」には、兄のマイクロフトも登場作り込まれすぎ。鈴木いづみのSFも!
2017/11/12
宇宙猫
消えているので再登録 教授退場:★★★★ ブラックなユーモアSF。 時空海賊:★★★★★ シャーロック・ホームズのパスティーシュ。面白い。 新人賞選考座談会:筒井康隆が「40、50のオバハンになって、まだこんな文章書いてたら気味悪い」っていってるけど、素子節は健在でSF界の大御所になってるよ。
2018/01/11
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