iPS細胞の世界-未来を拓く最先端生命科学- (B&Tブックス)
iPS細胞の世界-未来を拓く最先端生命科学- (B&Tブックス) / 感想・レビュー
北山央晃
山中教授のノーベル賞受賞のドキュメントがオープニング。そして50年前のガードン博士の核移植の試みにiPS細胞の源流が遡られる。科学が一挙に宇宙の、この世の真理にせまるステップもいうのは確かにある。それは地動説であったり、万有引力の発見だったり、相対性理論であったりする。いま、難病の方達にとってはこういう研究の歩みは遅々としているように見えるかもしれない。しかし、やがて歴史はこのiPS細胞の研究が医学分野におけるコペルニクス的展開の瞬間だったと評するのかもしれない。
2016/04/28
あのあの
★★★★☆:iPS技術について分かりやすく纏まった一冊。かなり深い内容まで掘り下げている。
2016/09/04
さとう
用語解説がよい。
2017/05/10
Reee
iPS細胞関連3冊目。CiRAの研究者が執筆しているだけあって他の本に比べるとやや難しい。発見までの経緯は簡潔で応用に関する話を深く掘り下げている。3冊を通してiPS細胞に関してだいぶ知識を身に付けることが出来たので、今後の仕事に生かしていけそう。
2014/12/21
荒野の狼
山中教授が監修し、京都大学iPS細胞研究所が編著者となっているので、iPS細胞の学問的理解の助けには信頼のおけるものではないかと思い購入。ところが、執筆陣は京都大学iPS細胞研究所の国際広報室の人達がほとんどで、iPS細胞の研究にかかわった講師などの先生方は、監修にすら名前がない。山中教授は、”おわりに”の項に4ページを執筆。本書は、主に、iPS細胞が、今後どういった分野に使われる可能性があるかを紹介し、募金をお願いするというもの。広報の人が書いただけに、多くの章は、わかりやすく数時間もあれば通読可能。
2015/07/27
感想・レビューをもっと見る