奥の横道
奥の横道 / 感想・レビュー
tu-bo@散歩カメラ修行中
赤瀬川原平さんのフォトエッセイ。路上観察者、ライカ同盟メンバー、日本美術応援団としての旅を主とした紀行文。枯れた風情のある文体と独特の視点が、私には、好ましい。各文章のタイトルが、写真、エッセイと絶妙の組み合わせになっていて、写真がさらに引き立っている。写真は、来夏で撮影の物が多いようだが、ライカくらいスナップ写真に向いているカメラは無いんじゃないかとも思った。しばらく赤瀬川さんから離れて、小説を読みます。<(_ _)>
2015/10/25
tama
図書館本 再読でした。「忘却力のパワーアップ」という章があります。更に「気力はないが、無気力はある」というフレーズが出ます。これを否定的意味で使わないのがこの方の特徴かと。一方「老人力」が流行語大賞になって表彰式に行ったら多くの受賞者が「宣伝のため」に来ていたというので「来なければよかった」。この感覚が好きです。表紙の写真がいいね!秋野不矩美術館に関する記述もあるので地元民は借りるべし!「へえ~」が書かれてる。
2014/01/10
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