茶わん眼鏡で見た、京の二十四節気
茶わん眼鏡で見た、京の二十四節気 / 感想・レビュー
百花
京都に移り住み、二軒目の町家住まい。そこには茶室があった。五十歳を前に、表千家の茶道を習い始めた著者が、茶の道から眺めた二十四節気のあれこれを語る。実に興味深い。が、そこは著名人ならではの、一読者から見ると羨望を感じる出来事ばかり。傘寿を迎える母を正客に迎えての茶事など、それはもう、長く茶道を嗜む私にはため息ものだった。まあ、羨んでいても仕方がない。これをバネに、私もますますの精進を目指すとしよう。
2019/07/01
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