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昭和維新の朝: 二・二六事件と軍師齋藤瀏

昭和維新の朝: 二・二六事件と軍師齋藤瀏

昭和維新の朝: 二・二六事件と軍師齋藤瀏

作家
工藤美代子
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2008-01-01
ISBN
9784532166489
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昭和維新の朝: 二・二六事件と軍師齋藤瀏 / 感想・レビュー

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フンフン

歌人としても知られる斎藤瀏陸軍少将の伝記である。著者は戦後生まれだから、満州を捨てて軍事費を削減した後の高度経済成長を経験したはずである。それなのになぜ軍人たちが農村の窮状に同情しながら満蒙の権益と軍備増強にこだわって祖国を無残な敗戦に導いた矛盾を指摘しないのだろうか? 在留邦人保護が国軍の義務みたいに言うが、では大正時代にアメリカで日系移民が迫害されたときにはなぜアメリカに出兵しなかったのか? 山東出兵のときに出兵せずに邦人引き揚げしていれば歴史は変わっていただろう。

2021/06/06

Hiroki

志木図書館 「老いてなほ艶とよぶべきものありや花は始めも終りもよろし」の歌人を読もうと思って、先ず手に出来たのが本書。斎藤史さんの父上斎藤瀏さんの伝記だった。是非はともかく、家父長制が確固たるものであった時代、子は否応なく父の影響を受け受容と反発の繰り返しで個を確立してゆく。2.26事件の蹶起将校と因縁浅からぬ軍人(最後は予備役少将)瀏さん。三島由紀夫の「奔馬」、登場人物の鬼頭中将の娘は史さんがモデルとか?平成9年の歌会始での「野の中にすがたたゆけき一樹あり風も月日も枝に抱きて」…うぅ~ん素敵だ。

2024/10/28

mokamoka

同じ昭和という時代を生きていたことが不思議。読みごたえあります。

2008/04/24

i-miya

岡野弘彦 武川忠一 千代国一 田谷鋭 本日の召人 齋藤史 大柄な老婦人 崩御から八年 正月十四日明治以来三人目の女性の召人 あと一月で八十八歳 宮殿松の間 もひとりの人とこの階段を登っているのよ(1)史の父か(2)刑死した栗原安秀中尉か読師(どくし)司会者 詠進歌の披露はじまる「姿」がお題「あたかも冬の日があらたかに 浴びた 石段を 神官の黒塗りの 沓が一歩一歩登っていく速度を思わせた」(三島由紀夫・春の雪)坂井直―幼友達栗原安秀平成9年度 =兵馬俑=瀏さんでしたね、平成天皇平成6年、昼すぎ

2009/08/27

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