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奇縁まんだら 続

奇縁まんだら 続

奇縁まんだら 続

作家
瀬戸内寂聴
横尾忠則
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2009-05-01
ISBN
9784532166946
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奇縁まんだら 続 / 感想・レビュー

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Roy

★★★★★ また楽しみました。前巻では皆生きていたことを嬉しく思い身近に感じたりしたのですが、故人は故人なのでお墓の写真をじっくり見ると、死んでしまった事実をより認識させられ、何だかぽっかり寂しくも思いました。以前に読んだ星園すみれ子先生のユリ子さんとヨシ子さんという名前は、多分宮本百合子と湯浅芳子から来ている気がします。この本の続編がまた出るととっても嬉しいです。やっぱり寂聴さんの心根が美しいのだと思います。あとそれが全面に押し出された笑顔も素敵です。周りに沢山の方が集まりたくなるの、分かります。

2009/07/09

pico

久々に読書で声をあげて笑いました。と思ったら泣いてるし。ジェットコースターのように寂聴さんの視点できりとられた作家達の絵もいわれぬ鮮やかな生死に感銘をおぼえる。各人の魅力をこんなにも巧くひきだせたのは寂聴さんだからこそできた業なのでしょう。本当に心底美しいお方なんですね。

2009/08/01

へたれのけい

これだけぴりりとした人物評を読んだあとで、気のきいた感想を書こうなんて、そりゃ、素人さんにゃ出来ねえ。

2015/07/27

nao

武田泰淳の「踊ろう」がかっこよ過ぎ。

2009/07/06

秋野

読み易く、面白い。好きな作家だけ飛び石のように読みたい衝動に駆られるけど、続けて読むと人物が数珠繋ぎに関連し合ってくるのがまた一興。寂聴さんの文章は無造作なようでいて、なんてことのない一文にも温かみがこもっているのが素晴らしい。サガンから「あなたが羨ましい」と言われるエピソードなんて、普通なら遠回しな自慢になりがちなところを、読んでいて感じるのはサガンに対する、ただひたすらな敬服。「すでに盲目だったサルトルに、サガンはそのテーブルでやさしく肉を切ってあげていたのだ。」という結びがまた、なんとも言えず良い。

2012/11/19

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