批評を考える。: 自我作古
批評を考える。: 自我作古 / 感想・レビュー
蘭奢待
一貫してジャーナリズムについて考える。テレビというメディアのありかたについて考える。新聞、週刊紙のありかたについて考える。少し古い内容が多いが、今起きている問題と同じものが過去から連綿と続いて来たことを感じる。そして今と同様、やり場のない怒りと無力感に苛まれて来た事を知る。
2019/02/11
壱萬参仟縁
ニュース23でお馴染みだった著者。そして、評者は20年位前に、本多勝一氏と飯田市においでの時に、シンポジウムでお話を聞いたような記憶がおぼろげながらある。『週刊金曜日』が出た頃の時代だったと思う。その後は、九州の自由の森大学で本が出ていたのも思い出す。著者が生きていたら、原発再稼働への反対運動や、3.11の現場をどう報道していたろうか、と思う。著者を継承した担い手のジャーナリストがいるだろうから、そうした人たちに筑紫魂を期待したいが。『朝日ジャーナル』もいくつか復刊したので、まだまだ氏の影響力はあるかも。
2012/10/18
みりん
日本における無二のジャーナリスト。 本当に惜しい人を亡くしてしまいました。 震災・原発について言及した章は まるで連日の報道を文字に起こしたよう。 確かに鉱山で生まれた音頭のように 原発に対する音楽は生まれなかった。 けれど今度の原発問題で 斉藤和義は神話の嘘を歌いました。 筑紫さんが健在だったなら、 どんなふうに報道しただろうと思います。
2011/05/23
tak
★★★★
2022/06/17
感想・レビューをもっと見る