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奇縁まんだら 終り

奇縁まんだら 終り

奇縁まんだら 終り

作家
瀬戸内寂聴
横尾忠則
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2011-12-01
ISBN
9784532168155
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奇縁まんだら 終り / 感想・レビュー

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それいゆ

私の奇縁まんだら終り 浪花千栄子-「二十四の瞳」修学旅行の帰り高松の食堂の女将の役は、憎たらしさいっぱいの演技で今も頭に焼き付いています。岸田今日子-「砂の女」での妖艶な演技はモノクロの画面でしたが強烈でした。イサム・ノグチ-母である作家レオニー・ギルモアを描いた「レオニー」が今も新鮮。永田洋子-「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」での女の嫉妬・妬みに衝撃を受けました。市川房枝-参議院選挙全国区での100万票以上の得票で初めて名前を知りました。池田満寿夫-「エーゲ海に捧ぐ」の映像は不思議な感覚でした。

2012/04/10

阿部義彦

ブックオフにて入手。瀬戸内寂聴さん83歳からの仕事、日経新聞での連載中で、この世で出会って影響を受けた縁者に関する小文です。肖像画が横尾忠則さんで、単行本だと一頁を使ってカラーで贅沢な気分になります。明治時代の方や歌舞伎、浪曲、人形師などは知らない方ばかりでしたが、笑芸人(エノケン、坂上二郎)や芸術家(池田満寿夫)そして何より小説家は(パール・バック、小田実、倉橋由美子、永山則夫)自分も知っており、様々なエピソードが語られます。初めの予想よりかなり長く続きましたがこれが最終になりました。

2024/07/11

mawaji

もう最終回ということで、読み惜しみしながら細切れに拾い読みしようと思っていたのに、読み始めたらもう一気でした。今回は永田洋子、永山則夫、浪花千栄子さんのエピソードが印象的。総勢136人を振り返って、特に印象深かったのは武田泰淳ですね。ちょうどその頃武田百合子の「富士日記」を併読していたからでしょうか、若かりし頃の寂聴先生と武田夫妻のやり取りが微笑ましく思い出されます。寂聴先生、どうもありがとうございました。横尾忠則デザインのボックスにいれて永久保存版にしたいんだけど、箱だけ手に入れられないものであろうか。

2012/03/20

へたれのけい

これだけの好奇心を持つ人に、「老後」は無いでしょうね。

2015/08/06

はちがみっつ

寂聴さんの過去の友人知人について語ったエッセイ。交流が多岐にわたる。

2017/08/11

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