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信長燃ゆ 上

信長燃ゆ 上

信長燃ゆ 上

作家
安部龍太郎
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2001-06-01
ISBN
9784532170592
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信長燃ゆ 上 / 感想・レビュー

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紅香@本購入まであと9冊

この世は勝者の歴史。敗者は闇へと葬られる。その足音さえも。。物語は本能寺の変から35年。本能寺の変について書き残してほしいと頼まれたところから始まる。。公家と武士の権力の牽制が発端。いいえ、それ以前からすでに始まっていた。盤上の石、どれ一つとっても遥か昔、この国の起源へと向かわずにはいられない。神とは何なのか。信長とは一体何者だったのか。神に仕えるものが特別なのか。最初に石を打ったのは誰なんだろう。偶然それとも必然?優しくそれとも残虐的に?危うく脆いバランスの上に私達はいるのだと再認識させられる。下巻へ。

2017/11/25

detu

11/12〜18了。安土城を築き、天下布武を憚らず、神と崇めよと言い放つ信長。五摂家筆頭、近衛前久は朝廷、帝さえも蔑ろに無理難題を次々と押し付ける信長に腹に一物を含みながらも頭は上がらない。本能寺の変、光秀との確執ばかりが謳われていた歴史に新しい解釈がぶち込まれるのか。信長包囲網の最中、武田氏の異変。新たな局面は下巻へ。

2022/11/18

たいぱぱ

読友・あきなさんのお薦め本。信長の近習「たわけの清麿」が書いた信長記という体を取っています。本能寺の変、朝廷黒幕説が史実かどうかは別として、説得力があるような気がします。知ってるようで、信長のことよくわかってないなと実感しました。暦を変えようとしたとか、キリスト教を世界進出の手段にしようとしたとか面白い。偶然にも直前に読んだ司馬遼太郎『梟の城』の伊賀攻めにリンクしていた。下巻が楽しみだ。

2016/12/28

鬼山とんぼ

本作は焦点を本能寺の変に置いて、怪物・近衛前久の暗躍をメインに描いている。著者は、神々に告ぐ、本作、等伯と、近衛前久を重要な登場人物に据えた作品が多く、それぞれ国家神道の伝統を深く理解した上で、武将たちの闘争を見事に描いている。作品の知名度では等伯が図抜けているが、正しい観賞のためには先行作品も読んでおくことも必要と感じた。

2016/06/09

ゆうた

設定が面白い、いきなり本能寺の変、どうなるかではなく、本能寺の変。そしてその一年半前から始まる、信長の天皇・公家への思いとかうまく描かていて、既に結果出ているのに、下巻楽しみ。

2016/01/11

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