KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

信長燃ゆ 下

信長燃ゆ 下

信長燃ゆ 下

作家
安部龍太郎
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2001-06-01
ISBN
9784532170608
amazonで購入する

信長燃ゆ 下 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

紅香@本購入まであと9冊

何の感慨も持たなかった本能寺の変。ひとたび烈火と燃える無念の炎に翳せば、複雑な人間模様が浮かんでくる。『帝や朝廷の呪縛から民の心を解き放つことの出来る者は信長をおいて他にはいない』時の権力者に飲み込まれ、実を持たない朝廷。信長が超えたかったものはこの現代にあるだろうか。描いたものはもっと別の場所、そんな世界は本当にあるのだろうか。大義の薄れた今の世の中はグラグラして心許ない。一つになれるものを今、誰もが信長のように求めてやまない。私にとって残虐なだけしか見出せなかった戦国武将。信長の魅力が理解できた作品。

2017/11/29

detu

11/19〜22了。下巻はクライマックスに向けてヒートアップ、頁を繰る手が止まらない。日本史上最大の謎、本能寺の変。信長の思いは傲慢なのか純粋なのか?旧習に振り回される公家制度はもはや悪習以外の何物でもない。スクラップ&ビルド、登りつめた覇者は新たな改革を描く。信長VS朝廷、光秀は利用されたのか、それとも自身の意思か。実在人物に新たな推理を醸しての歴史推理は面白かった。信長の物語というよりも近衛前久の物語だったという印象。安部龍太郎、ハマり。

2022/11/22

たいぱぱ

本能寺の変、朝廷黒幕説が正解でしょう!としか言えない説得力。面白かった~!しかし朝廷にしても武将にしても糞野郎(失礼)ばっかりですな。僕が良いなと思ってる『武士道』の欠片もないや。歴史って面白いな~。閨房術ってのが気になります(^-^)

2016/12/30

Nazolove

総評としては「え、そんなオチ!?」という感じでちょっと残念な気がした作品であった。 ただ、ところどころ文化であるとか人々の思惑であるとか歴史小説において雰囲気自体は大変に良い作品でもっと評価されても良かったのではないかと思った。 後半の連歌の関連もちょっとおもしろかったし。 前作の感想にも書いたが信長の意外な一面?も見られたし。 最後気付いたのだが、13年前かこの作品! それだけ評価されてたのだなと思った。

2014/10/30

fukufuku

本能寺の変までの一年半。 近衛太閤と信長の相克。 東宮妃との濡れ場は要らなかったように思う。

2018/09/25

感想・レビューをもっと見る