世界を創った男チンギス・ハン 2
世界を創った男チンギス・ハン 2 / 感想・レビュー
hideo
再読。古代アレキサンダー大王と肩を並べる世界的な大国を気づいたチンギスハンを読んでみた。堺屋太一さんの示唆ののある表現で草原の世界観を醸し出している。もう一度最後まで読んでみよう。
2020/02/09
黒豆
大きな集団となり飢饉対応や集団間の抗争へ、そして物々交換から貨幣をいち早く使用して物の価値による価格の調整が大きかったように感じた。心に残った記載=人間の生涯を決める選択は、大事件や目立った行事の際に行われるとは限らない。むしろ、記録に残らない平凡な日々の仕事や人間関係の中で育まれた思考や習慣こそが、重大な決断をさせるのである。
2016/12/17
ヨクト
盟友ジャムカとの決別はこれからの永き対立の始まり。そしてハンの位を授かり、敗戦を経て、逞しくなるテムジン=チンギス・ハン。タタル族討伐の采配は、チンギスの情報力と判断力と未来透視力の賜物で流石というところ。チンギスの名はモンゴルの草原を越えつつある。
2018/10/20
Ryuji
★★★★☆第二巻読了。チンギスの盟友であったジャムカと袂を分かち対立関係に入る。最終的にこのジャムカに勝てたことが大モンゴル帝国を築けた大きな要因であると思うが、この二巻ではまだ決着はつかない(多分三巻でしょう)。チンギス・ハンの小説は何冊か読んことがあるが、私の印象では日本の戦国時代の小説などと比べると残虐(※表現が正しくないかもしれません)なイメージがあるが、この本はこれまでそれをあまり感じない。恐らく堺屋さんの描き方が外交や戦略や思想などに重きを置いているからだと思う。
2017/05/03
イエテイ
テムジンの外交力と決断力の際立った第2巻。盟友ジャムカとは冬営を共にし、しかし戦う。義父トオリル・ハンとは結び、立てる。勝っても負けても大きくなるのは理念と人望と運。財政家や情報屋が厚遇されているのもチンギスハン陣営の特徴。
2021/12/13
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