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世界を創った男チンギス・ハン 4

世界を創った男チンギス・ハン 4

世界を創った男チンギス・ハン 4

作家
堺屋太一
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2007-12-01
ISBN
9784532170813
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世界を創った男チンギス・ハン 4 / 感想・レビュー

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jiangkou

横山光輝チンギスハン以来のチンギス本。よくある英雄譚歴史小説というよりチンギスが生きた時代や遊牧民の制度、近隣諸国の制度にも目を向けた時代考察小説。英雄譚に必須の序盤の成長ストーリーも面白いがいちいちついている注釈が歴史についての理解を深めさせてくれてよい。アフリカの部族本を読んでいたので部族の抗争や合従連合は理解できた。部族の王にありがちな封建制ではなく軍事的には集中管理体制をひいたのがチンギスの勝因であることがよく分かった。良著。

2018/12/09

ヨクト

壮大なるテムジンの生涯。西はカスピ海領域から中華まで至る。西洋が身分と宗教に縛られ争う中、チンギスは全てを受け入れることで治めていく。元は落ち目の部族だったにも関わらず、皇帝となり、統治を的確に行った手腕はやはり傑物。良き理解者や協力者、提言者に恵まれたことはもちろんだが、身分や宗教などを廃したことで、埋もれていたであろう才能が開花し、それがチンギスの力となった。チンギスの生涯には、学ばされることが多く、なにより面白い。

2018/10/27

Ryuji

★★★★☆第四巻読了。最終巻はチンギスの高齢期で、史上最大最強の帝国を築く。三国志など中国の軍記物も日本の戦国時代などに比べれば遥かにスケールは大きいが、チンギスの主役のこのモンゴル帝国の物語はさらにそれを上回るスケールで、距離的な感覚があまりに広すぎて掴めない。チンギスの遺言「兄弟一族君臣みなが力を合わせて征服戦争を続け・・・(以下省略)」も凄いが、この遺言が守られチンギスの孫の代には東は中国から西は現在のハンガリーの辺りまで帝国が広がったのがさらに凄い。偉大な征服者であったのだろうと思う。

2017/05/07

イエテイ

4巻は外征編。金へ西夏へホラズムへと攻め込む。侵略し略奪し殺戮する。なぜモンゴル軍が強かったのか(この時代世界最強)、武器や財政、情報収集力など解説が入れてあり分かりやすい。他国(特に王族)にとっては災難でしかなかったやろなあ。

2021/12/26

田中

グローバル思想と不換紙幣で広大な国を築いたチンギスハン侵略征服者は意外と質素倹約の人だったことに驚いた。しかも一度の軍事的勝利だけで占領統治せず、3度、4度で臣服させている。面白かったです。

2013/01/09

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