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韃靼の馬

韃靼の馬

韃靼の馬

作家
辻原登
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2011-07-01
ISBN
9784532171087
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韃靼の馬 / 感想・レビュー

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KAZOO

対馬藩の若い侍が主人公です。そこに李氏朝鮮特使や対馬藩の事情などを絡めたエンターテイメントです。昔辻原さんは同じ日経新聞に「発熱」という若手サラリーマンが主人公の話を書きましたが今度は時代こそ買われ同じような状況です。やはり1冊の本になったほうが読みやすい気がします。

2015/08/04

i-miya

『韃靼の馬』(1) 《プロローグ 利根 1》わたしの名は利根、阿比留利根です。対馬に生まれ、育ちました。天気の良い日には、棹崎の端に立てば釜山の山並みがみえます。時には町並みが、兄のいた倭館の楼閣が蜃気楼のように浮かぶことがあります。でも、決して渡って行くことはできません。兄の名は克人(かつんど)。阿比留克人です。阿比留文字というのをごぞんじですか。

2011/10/02

Aya Murakami

母曰く「分厚い」と言われたレンガのような厚さの本。 馬に乗ったタタール人が出てくると思いきや朝鮮通信使の話だった。 スケールの大きい舞台と比較して朝鮮半島や日本の政治家の器の小ささ。国号とか称号に心を囚われてはいけないのですね。

2018/01/14

Porco

対馬藩士が無茶な命を受けて、東は江戸から西はモンゴル高原までを駆け巡る話。司馬遼太郎賞受賞作。私は『翔べ!麒麟』のほうが好きかな。

2016/09/30

momo

壮大な小説で圧倒されました。日経新聞に連載されている時には宇野亞喜良氏の絵があまりにも美しいので毎日切り抜き、今でもケースにいれて保管しています。この度本で小説を読み、主人公の阿比留克人とともに、対馬、朝鮮半島、モンゴルまで駆け巡ってきたような気持ちです。江戸時代にこれほどまでに海外と取引があったということも意外で、勉強になりました。どんな苦難でも乗り越えて、周囲の人と心をかよわせて生きた克人は、現代に生きる私にも勇気を与えてくれました。克人のライバルになる人物たちも人間味があり忘れられぬ一冊になりました

2012/07/22

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