中間小説の黄金時代
中間小説の黄金時代 / 感想・レビュー
しーふぉ
井上靖のところだけ読む。中間小説とは純文学にして大衆性をもったもだと解説に書いてあった。井上靖が好きな人にはたまらない内容です。勝負という短編を読んでみたい。
2016/04/16
いのふみ
モダニズム文学、私小説、プロレタリア文学の三派鼎立の時代におおよそ出発して、純文学にして大衆性を帯びた「中間小説」の黄金時代を代表する作家たち。井上や水上に顕著な40歳を超えてからのデビューに、作家になるまでの「溜め」が大事なのだと思った。井上の新聞記者時代や、水上の放浪時代がそれにあたるだろう。水上勉が禅師に「大悟するとはどういうことですか」と訊いた時の「小さな悟りをかさねることだよ」という答えが印象的だった。仕事の中での小さな悟りと、その逆の迷いを行き来する生活。そこに真実があるのだと思った。
2020/10/08
i-miya
井伏鱒二 舟橋聖一 水上勉 井上靖 =井伏鱒二= S45.11日経新聞連載 1898 広島生まれ 早稲田中退 =村に江戸時代の風儀あり= M31 第三次伊藤内閣できて、つぶれ 第一次大隈内閣できて、つぶれ 第二次山県内閣ができた 孝徳秋水らが社会主義研究会を成立した 広島深安郡加茂町粟根 福山から12.km 大林寺 妙永寺は 昔のまま 文政年間の生まれの老人のいたころ 「こんにちゃ、ええ潤いでござりゃんすでござりゃんすなあ」 久しぶりのあめ 天保 弘化 嘉永 安政 万延
2009/04/30
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