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知の越境者

知の越境者

知の越境者

作家
白川静
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2007-06-01
ISBN
9784532193966
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知の越境者 / 感想・レビュー

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日本を代表する知の大学者たち4名が自らの半生について語るシリーズ。4名の先生はどなたも学問に対する真摯な取り組みと、困難な状況の中での挑戦が描かれており、読み応えがある。中でも白川先生の教養と漢字についての見識が印象に残る。「戦前の政治家には、その教養(中国古典)をもつ人が多く、漢詩をよくする人もあった。その人たちの人間形成の上に、漢籍の素養があった。漢籍は大人の教養書であり、そこには概ね一種の理想主義があった。戦後の教育は漢文を旧弊として軽視したが、同時に成人としての大事な教科を失った。」

2014/06/01

おらひらお

2007年初版。日経新聞私の履歴書に連載された4人の学者の自叙伝的一冊。学びを続るには意志が大事ということを再確認できる一冊です。

2017/04/06

なつ

★★★いずれもアカデミズムの世界で自身の名を冠する学説なり学問系統を打ち立てた知の巨人たち。彼らは「象牙の塔」や「蛸壺化」という言葉とは一切無縁であり、先人たちが営々と築いてきた常識を覆し、権威に挑戦する学術的探究心は老齢期に入っても衰えない。「東洋」を解明するにあたり漢字の活性化は欠かせないとし、文科省による文字制限政策(常用漢字の設定)に警鐘を鳴らし続けた白川静と、日本文明の将来のために漢字の廃止・ローマ字推進を唱えた梅棹忠夫との対比も興味深い。

2011/05/07

讃壽鐵朗

梅原猛先生、逝去の折に再読

2019/01/17

ぼの

中村元を知ることができたというだけで、読んで良かった。

2010/03/05

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