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生きっぱなしの記

生きっぱなしの記

生きっぱなしの記

作家
阿久悠
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2007-12-01
ISBN
9784532194314
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生きっぱなしの記 / 感想・レビュー

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KAZOO

日経新聞に連載された「私の履歴書」を本にしたものです。この欄は政治家や企業のお偉方などは日経記者のゴーストライターが書いているのが普通ですが阿久さんのはまるっきり感触が異なってご自分で書かれたようで読んでいて楽しくなります。小さいころからの話や二重生活をしていた頃、作詞家として大成されたころなどのちょっとしたエピソードなども楽しめます。

2018/04/03

うりぼう

悪友から命名というだけあって、昭和の時代を全力疾走した人。

2008/07/17

刷子筆男

日経の名物自叙伝「私の履歴書」の阿久悠編。ガン手術のため「本名に戻って入院」し、そして9.11が起きた所から始まるため、余命の期限を思いながら(現実に彼の予想通りになった)、時代と共に疾走した人生を回顧していく。筆致は冷静で、新聞連載なので章分けは読みやすく、あれほどの実績を残した人にして、誰ぞの自叙伝でありがちな自慢話の類が全くない。歌謡史学習のような気分で読み始めたものの、時代を捉えようとし続けた男が何を考えていたのか、仕事って何か、はからずも考えた。

2011/12/05

cocobymidinette

ああやはりひとの人生というものが一番の物語だ。ここのところ阿久悠に関する本を読みあさっていたけれど、これで自分のなかに全てがすとんと入った気がする。そして、仮にも日々ことばを扱う私にはぐっとくる言葉が多すぎ。「たくさんの言葉を持っていると 自分の思うことを 充分に伝えられます たくさんの言葉を持っていると 相手の考えることを 正確に理解できます ぼくは、実にこと、たくさんの言葉を持つために、制約付きの曲先行をやらせたのだ。詞先行だと、ともすると、手持ちの言葉で表現してしまい、言葉は増やせないからだ。」

2013/10/25

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