純粋機械化経済(上) 頭脳資本主義と日本の没落
純粋機械化経済(上) 頭脳資本主義と日本の没落 / 感想・レビュー
禿童子
経済学者がAIを論じるというのに惹かれて手に取った。話題やエピソードが豊富なので読みやすい。「日本の没落」は刺激的な惹句だ。問題は、純粋機械化経済(AIが労働をすべて置換するという意味か?)を必然と捉えて、それにどう対処するのかというテーマにどのような回答を用意しているかだ。下巻を読まないことにはわからない。
2023/03/21
miu_pal
とても良い本だと思う。単に技術面、経済面のみでAIを語るのではなく、哲学と歴史の領域を視野に収め、AIが人間・社会・歴史に何をもたらすのかということを語っている。読み物としてとても面白い。元本は2018年の出版だが、論調で古びてしまってる部分はほとんどない。AIの技術的発展は既定路線としながら、それらが人類にバラ色の未来ばかりをもたらすわけではないとしているところも信頼出来る。「不老階級」と「不要階級」の階級分化といった話題も紹介しているが、そうした話をするのならもっとはっきり、AIは経営者と資本家と…
2023/02/11
☆ツイテル☆
フライヤー
2022/02/25
konomichi
サクッと上巻、だん。 あまり、目新しいことないなあ、と思ったら、この人の前著『人工知能と経済の未来』の増補改訂版的な物らしい。なので、再読みたいなものか。
2024/07/31
だんだん
色々と話しが縦横無尽な感じで、上巻を読み終わった現在、内容についていけているのか、自信なし(汗)だが、刺激的な内容だった。人間の脳に匹敵するものを作るアプローチとして、色々な手法があることなんかを初めて知ることができたりで面白かった。
2022/06/17
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