大英帝国の異端児たち
大英帝国の異端児たち / 感想・レビュー
sibasiba
面白いが断片化が激しいので読み難いという人もいるだろう。ロウランドやブランスン等の企業家が目立つかな。セシル・ローズの「惑星の植民地化」は誇大妄想だが実行しようとしたのが凄いな。英国と英連邦、英国とアフリカについてもっと知りたい。本を読めば読むほど自分が無知なのを痛感する。
2014/02/28
おらひらお
2009年初版。よく日本と比較されるイギリスですが、イギリスではだいぶハイブリッド化が進んでいて、本書で取り上げられる人も生粋のイギリス人は多くなかったようです。というか、王室そのものが外来系みたいです。ですが、このような混血などによって、時代の閉塞感を打ち破る人物も出てくる傾向にあるようです。そこが日本と大きく異なるところですかね。それぞれの章が微妙につながっていて面白い一冊でした。ちなみにアメリカ編も面白かったです。
2013/05/08
nizimasu
町山智浩さんの師匠でもある越智先生。最近の町山さんの活動を見ているとますます越智先生の足跡をたどっているような気がしてならない。そして、どこか脱線しがちな原稿もそのまま。やっぱりこの本でもエリザベスにダイアナ。サッチャー当たりにクローズアップするのはやむを得ないところ。それでも個人的にマードックやハロッズのアルファイードなど旧植民地圏出身の人たちと国家の関係の独自性がものすごく、この国の金融システムを含め腹黒さを感じるばかりだったりしました
2014/04/03
しいかあ
イギリスの近現代史をある程度わかっていると面白いのかもしれない。確かに一つ一つのエピソードには魅力的なものも多いのだけれど、話があっちこっちに飛んで行くのでイギリスの事情に暗い身としてはついていくのがしんどい。
2014/02/05
ハヤブサの竜
この支離滅裂に近い文体が癖になる。英国の文化的な重層さはアメリカなんて及びもできんのう
2013/09/09
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