鬼
鬼 / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「鬼シリーズ」第一巻。シリーズの完結巻「憤怨鬼」が出版されたと聞き、一巻から読み返し。講談社文庫版が見つからなかったので、こちらで登録。5篇の短篇集、それぞれに主人公がかわる形式。渋丘川人と弓削是雄、弓削是雄、賀茂忠行、賀茂忠行・保憲親子と若き日の安倍晴明、年取った安倍晴明がそれぞれ活躍。私は、第一話の弓削是雄と第五話の安倍晴明がお気に入り。第一話の髑髏鬼、いい味出しています(≧▽≦)!第五話は私が一番好きな時代なので、読んでいて楽しかったです。保昌ってあの和泉式部の夫になった人ですよね!
2023/07/13
ナチュラ
平安時代の京都を舞台に 安倍晴明、賀茂保憲、弓削堤雄などの陰陽師の活躍を描く短編集。 「〇〇鬼」というタイトル5話 けして怖い小説ではない。平安京の貴族の権力争いが背景にあり、ミステリーっぽい。
2018/08/08
はつばあば
応天門の変は相当なものだ。前回読了した「末世炎上」に続き今回も登場。どれほど平安時代の権力者を脅かしたのか。権力を握った者、権力を得ようとする者が持つ疑心暗鬼。それが鬼の始まりでしょう。陰陽師はそもそも方位と天文学による占術の延長で退魔。人の心に住む鬼・・いつの世にも住む。鬼より怖いのは人の心・・・高橋克彦氏の鬼シリーズにしばし付き合ってから、晴明神社に行ってこよう
2014/02/26
しろり
平安の都を揺るがす鬼や悪霊、怪異に立ち向かう陰陽師たちの連作短編。久々に頭使って本読んだーという感じ。平安時代の年表引っ張りだして確認しつつ読みました。短編もいいけど物足りない〜!!陰陽師の皆様、すごく魅力的なので長編で読みたいなぁ。
2013/12/06
星落秋風五丈原
名声とは無縁の暮らしを送る陰陽師達が鬼達と戦う連作短編。安部清明のおじいちゃんってなかなかお目にかかれないと思う。
2013/11/27
感想・レビューをもっと見る