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紅蓮鬼

紅蓮鬼

紅蓮鬼

作家
高橋克彦
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2013-10-01
ISBN
9784532280055
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紅蓮鬼 / 感想・レビュー

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たいぱぱ

鬼より人の恐ろしさを描いた前作とは変わり、本作はちゃんと(?)鬼が悪の主役。血塗れのエログロな作品なのだが、時代が平安だからか怖さを感じない。陰陽師たちより、敵キャラ泥人形の方が人間臭く感じる不思議(笑)。京都を舞台に忠行と忠峯の賀茂一族の陰陽師が活躍するから、大好きな下鴨神社に行きたくなる。そして安倍晴明が式神を飼っていた一条戻り橋にも久々に行きたくなった。

2024/01/07

TheWho

歴史小説やSF伝奇、ミステリー、ホラー等幅広い作風の著者が描く、高橋版陰陽師で、歴史上実在の陰陽師で、安倍晴明の師とされる賀茂忠行や大叔父の賀茂忠峯を主人公にした歴史伝奇小説。時は平安中期、同時期に起こった8人の惨殺事件に巻き込まれた兄の行方を追う主人公が、大陸から渡って来た鬼と菅原道真の怨霊とが絡んだ陰謀を賀茂一族が、奮戦する真相を解き明かす物語。同じ陰陽師を扱った空中鬼の続編とも思われる物語だった。幻想的な著者真骨頂な面白い一冊です。

2017/01/03

はつばあば

人も様々なら鬼にもいろいろあるようで、淫鬼、怨鬼、憤鬼。これらの鬼は人の心に住まっている。善と鬼は表裏の感情のようであまりにも人間クサイ。それに引き換え紅蓮鬼は見境のない殺人者。近頃世間を震撼させる「だれでもよかった」殺人と似てはいないか・・。若い賀茂忠行の胸中を推し量りながら、叔父忠峯の陰陽師としての術に感嘆。

2014/02/27

『鬼』に引き続き読了。短編集かと思いきや長編(って程ではなかったような…?)でした。鬼だの陰陽師だの、やっぱり好きだわ…(笑)忠峯がかっこよすぎで、忠行の印象が薄らいでしまったよ…(-_-;)

2013/12/05

京橋ハナコ

鬼にいろんな種類がいるのね。最後の最後にタイトルが出てきた。

2023/12/13

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