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白妖鬼

白妖鬼

白妖鬼

作家
高橋克彦
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2013-12-01
ISBN
9784532280222
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白妖鬼 / 感想・レビュー

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マッピー

都から遠く離れた胆沢で陰陽師としている弓削是雄。蝦夷の居住地に接するその地を、彼は頗る気に入っていた。鬼は、この地にはいない。鬼は、人のそばにいる。鬼の所業は、人間からしたら許すまじき残忍極まりない悪行で、読んでいて気持ち悪くなる人もいるかもしれないけれど、読後感はさわやか。純真無垢な淡麻呂の存在や、登場した途端存在の禍々しさと対照的なお笑いキャラになった髑髏鬼が実にいいんだよね。自分の心に正直な芙蓉丸も、あくまでも冷静な是雄もとてもいい。平安というなじみの薄い世を舞台に、ザッツ・エンターテインメント!

2018/07/26

はつばあば

道鏡の末裔、陰陽師弓削是雄。安倍晴明並の面白さでした。(薄い本ではありますが短編集でなく長編でしたので) 最初に登場したのは「鬼」に収録されていた「髑髏鬼」。まだ若き頃で、陰陽師寮の実力者滋丘川人と応天門変で、髑髏と共に真実を暴いた。今回は、是雄も陰陽師として油ののった年頃。蝦夷の子供淡麻呂と、美人野盗の芙蓉丸を友(供)として、髑髏と共に外つ国の鬼、白妖鬼をやっつける。なぜか、日本昔話と神話の世界が現れたような面白さでした。

2014/02/27

スプリント

キャラ立ちもしているし、主人公も強すぎず楽しめました。

2018/08/05

京橋ハナコ

結末に納得いくような、いかないような。現世と似ていていやになる。

2024/01/04

ジーク

高橋さんの東北愛がひしひしと感じられつつ、面白かった。続編は…?

2014/02/09

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