空中鬼,妄執鬼
空中鬼,妄執鬼 / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「鬼シリーズ」第六巻。日経文芸文庫でこのシリーズ、新装出版。「妄執鬼」を読了。藤原氏の基経が力を持っていた時代が舞台。蘆屋道隆、ほんとに仲間になりましたね。まだまだ”陰陽師・弓削是雄”シリーズ書くつもりだと、作者さま自らあとがきにお書きになっていらっしゃいます。随分お待ちしておりました。淡麻呂の行く末が示されていることに期待を持って、完結編読みます!
2023/07/27
京橋ハナコ
もう少し続くが読みたかった気がする。
2024/01/13
銀丸083
安心して、楽しく読めた。がしかし、最終作の「妄執鬼」が書かれてから早10年が過ぎている。そろそろ腰を上げて、続編の大作群に挑んでもらいたい。舞台はほぼ出来上がっているのだから。作者に、伏してお願いしたい。
2014/04/13
ハマダック
鬼シリーズ6冊目。伝奇ホラー。空中鬼はかぶったので割愛。妄執鬼、いよいよ蘆屋道隆も味方になり、より一層面白く、これからもますます敵も強くなっていくんだろうな。あと、このシリーズ面白いけど、本自体を発行している出版社が、角川、講談社、祥伝社、日経と4社にまたがっていてとても珍しい状況。経緯があとがきに書かれていたので納得だけど、今後も構わず続けていって欲しい。と思ったら久々に最新刊でたんだ。今度は文藝春秋からか、、、とにかく読んでみたい。
2023/08/15
紫
平安京オカルト小説ミステリー風味。いったい人気があるのかないのか、出版社を転々と移りながら再刊を繰り返しているこのシリーズ。本書は中編2話のカップリングであります。主人公弓削是雄は鬼の脅威に立ち向かう陰陽寮の頭。しかしながら、なかなか鬼の正体がつかめない中、検非違使庁とも協力しつつ、乏しい手がかりをもとに推理を構築して真相を追いかけていくプロットは警察小説を読むようです。まさに平安京オカルトGメン(?)。初長編『白妖鬼』からは仲間が増えた分、芙蓉と甲子丸の扱いがどんどん薄くなっていくのが寂しい。星4つ。
2016/04/29
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