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世界城

世界城

世界城

作家
小林泰三
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2015-12-01
ISBN
9784532280598
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世界城 / 感想・レビュー

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鷺@みんさー

ちょおー!面白いじゃんかよぉー!(;´༎ຶ۝༎ຶ`)読んでて、書いてるのがヤスミンだってこと忘れそうになったよ!(誉め言葉)んとね、世界が全部城で、外がなくて、部屋の連なりで全てができてて、王女とかいう少女が冒頭出てきて、謎の赤ん坊と金貨置いてって、世界は貧しくて、でも商人がどえらいこと企んでて、地図が貴重品で、少年がとても明晰で、友情で、戦争があるのに、純真もあって、もうなんか色々、こんな薄いのにドワーっと面白いぃーっ!ってなったところで、永遠に「つづく」…ちょおぉ!誰かヤスミン並行宇宙から呼び出して!

2021/01/02

だんじろー

うん。紛れもなく冒険ファンタジーそのもの。会話文が多く、リズムを意識して書かれていると思われるが、視点がころころ変わって戸惑う箇所が多く見られた。それと、細かい見取図までは不要だが、せめて周辺諸国との位置関係だけでもイメージが掴めれば助かるなあと。続編が存在するような結び方だったので期待したい。

2016/10/07

いたろう

著者の作品は、「アリス殺し」を読んだだけで、他の作品を知らないが、「アリス殺し」の印象から、結構エグイ作品を書く作家と思っていただけに、あまりにもストレートな冒険ファンタジーに拍子抜け。世界全体が「城」で、立体的な階層、入り組んだ迷宮の中に村が点在しているという設定は興味深いし、ゴシック的な重厚感と異世界の壮大なスケール感は雰囲気十分。それだけに、単純なストーリー展開が残念。大人のエンターテインメントと唱っている日経文芸文庫だが、これは大人向けとは思えず。続き?はどうなのだろう。

2016/02/17

うさみみ

孤児の少年ジュチが村を救うため、未知の隣村へと旅に出る、素朴な冒険物語。人々は広大かつ入り組んだ城の中に集落を作って暮らしており「世界=城」「城の外に世界はない」と信じきっている…という設定はまずまず面白い。「世界」の歴史や社会的側面が軽やかに会話から明かされるのも楽しい。ただ物語の起伏は最後以外ややなだらかで、叙事詩の序章の入口といった地点で終わるため食い足りない。建物描写の具体性ももう少し欲しい。主人公の出生、仲間の今後、国の再興、城外の世界など面白そうなピースは残されているけど、続編は果たして。

2019/12/25

miroku

ファンタジーだ!間違いないファンタジーだ。小林泰三氏の初期作品群から、これに至るとは想定外!うん、小林泰三は面白い♪

2016/07/27

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