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スシエコノミー

スシエコノミー

スシエコノミー

作家
サーシャ アイゼンバーグ
小川敏子
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2008-04-01
ISBN
9784532353018
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スシエコノミー / 感想・レビュー

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KAZOO

世界的料理(?)となった寿司についてのドキュメンタリーというか業界についての調査資料のような感じです。寿司の歴史や築地の話、有名すし職人のことなどが前半は詳しく語られます。後半はマグロについての流通形態などが最近の状況などについても触れられていて参考になりました。残念なのは日本人にこのような分析をしてほしかった気がします。

2016/08/26

James Hayashi

網に掛かっても捨てられていたマグロが今はグローバルに金になる木に。70年代初頭に日航の日本向けの貨物発掘として注目され一気に値段が上がった。築地でのマグロ仲買人の話、世界的レストランとなったNobuのオーナーの出世話し、オーストラリアの養殖場や近大マグロの話まで幅広い。今後もっと世界に広まっていくと思われるが、供給が需要に追いつかない事は目に見えている。牛肉1キロに10キロの餌を必要とするがマグロは20キロの魚を餌とする。つまりマグロの値段の高騰は避けられない。スシ屋のアイディア次第で高くても繁盛する店へ

2016/05/02

konomichi

タイトルはスシと言ってるが中身は全てマグロ。マグロを獲るところから寿司として消費者の口に入るまでの、ワールドワイドて繰り広げられる水産流通のあらゆるプレイヤーに焦点を当てた数々のドラマ。初めてマグロを空輸した人、近大マグロのブランド構築、時折築地で高額のマグロが競り落とされるニュースの裏に隠れた真実がここにあった。赤身の一貫を口にするときに謝意を表さずにいられなくなる一冊。

2015/11/21

おらひらお

2008年初版。寿司ネタの王様ともいえるマグロについて、関係者(漁師・市場関係者・寿司職人・輸送関係者等々)に取材して書かれた一冊です。終わりの方で指摘されているように日本の寿司は世界のスシへと変貌を遂げており、本当においしいものは、それを求める人や資金力のあるところへと集中することから、庶民である私たちの手に届かなくなる可能性もありそうです。たしかに100円寿司に行列しているようでは仕方がないのかもしれません。ただ、日本の食文化がグローバル化したことは、それはそれでうれしいのですが・・・。

2013/09/01

Koji

ビジネスとしてのマグロの話に終始する。他のネタの話をもっと書いて欲しい。題名がマグロエコノミーとかだったら違和感なく楽しめたと思います。

2014/12/16

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