学問のしくみ事典
学問のしくみ事典 / 感想・レビュー
ひろき@巨人の肩
学問の歴史とつながりを眺めることで、自分の中で学問を体系化することができた。また各分野の入門書がわかる点も使い勝手が良い。大枠として、人文科学、社会科学、自然科学に加えて「文化芸術」という分類法は分かり易いと思った。一方で、自然科学とは別に「応用科学」を区別した方が、日本の大学における理学部、工学部との整合が取れるように思う。個別の学問分野では、天文学、地球惑星科学、農学、薬学なども追加して、自分が納得できる学問の一覧表を作っておきたい。
2022/08/02
壱萬参仟縁
本書は文理の枠を取り払い、学問を俯瞰することを目的に編集された(7頁)。各科学の末にはレベル別に参考図書挙示があり、有益。個人的に興味があるのは、史学の新従属学派(フランク、アミン、ウォーラーステイン)で、開発学や開発経済学では注目の理論であった(39頁)。言語学では社会言語学が気になる(51頁)。心理学は学習心理学、環境心理学、交通心理学、福祉心理学が注目できた(61頁)。民俗学の一部に産業社会研究(社会的構造と時代的変遷)があるのは知らなかった(81頁)。
2016/06/07
ぴーたろー
業界地図の学問版的な感じ。各学問分野について、時系列に、重要人物関係図を図解している。分野も結構細かい分野まで扱っているという印象。解説は簡単に見えるが、逆にそれがよく、新しい分野の教養的読書をするときに、現在位置の確認ができる、理想的な地図となってくれそうだ。重要語の説明や書籍も紹介されている。
2016/03/30
ネクロス
立ち読み。情報学が気になって。 同じタイトルの本を借りたら旧版で情報学載ってなかった…
2016/08/20
totalEclipse
高校生が読むとすごくいいのではないか、と思った。自分がしたいな、と思うことをとりあえず決めることの助けになるのでは。
2016/08/22
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