日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議 経済学×社会学で社会課題を解決する
日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議 経済学×社会学で社会課題を解決する / 感想・レビュー
templecity
政治の在り方について、まっとうな感覚での議論。中選挙区から小選挙区にすることにより、同じ政党でも議員間の違いが分からなくなった。同じ政党内での議論が深まらないのではないか。選挙に対して特に若い世代では関心が低下している。教育のレベルも低下している。教師の人気も低下し質の低下も懸念される。大学も世界からみると評価は低い。いずれも将来の日本を鑑みると猶予すべき事項でさる。
2024/12/07
Bevel
経済学と社会学の人が信頼関係をもっていっしょに議論してるのがまず新鮮だった。安田氏の見方が楽観的というか評価する前に少し考える感じが経済学者っぽくなくて面白いなとか。ディシプリンがまったくない分野の人間としては、西田氏のいうようにある程度あった方がよいかなって思う。博士3年やってもスタートラインに立てないみたいなことになり、分野の人材偏りそうだなあと。あと二人とも領域は混ぜた方が面白いみたいな直観があって、本全体が楽しそうな感じだった。ハードル低い形で新しい見方を勉強できる本だった。
2024/09/12
niki
2回読まなければ頭に染みこまない予感がする。特に政治の章は読み進めるのが遅く自分に呆れてしまった。終身雇用システムを無くしたことがイノベーティブな土壌をなくした要因ではないか/(汚職について)責任を取って死んでしまい被疑者死亡で操作が止まる。疑惑の当事者たちもお咎めなし。他にもハッとする指摘が盛り沢山。都内での中学受験の加熱っぷりは私も驚いているが、本書でその効率の悪さが指摘されていて面白い。日本全然大丈夫じゃないよと暗くなるが、こんな日本にしたのは私たちです。少なくとも政治の章はもう一回読もう。
2024/10/31
HDK
日本の経済、政治、教育、社会学について語り合う、西田亮介氏と安田洋祐氏による対談。特に、政治と教育の問題について強い関心をもって読んだ。
2024/10/26
mori-ful
興味深い箇所がなくはないが、結局絵に描いたモチ。 解決策はあるけど利害関係がややこしく政策として実行できる人がいない、ということか。 それって「改革」が叫ばれ部分的に導入されてたけど実質は変わらなかった「平成」の間ずっとそうだったような。となると、この本って何なんだろう。 結局日本は新自由主義をちゃんと導入できたわけでもない、ということなのかも。 良くも悪くも。
2024/07/20
感想・レビューをもっと見る