「被害者問題」からみた死刑
「被害者問題」からみた死刑 / 感想・レビュー
ケディーボーイ
「被害者」と言われると、犯罪行為をうけた者やその遺族、あるいは冤罪をうけた者くらいしか思い浮かばなかった。 しかしそれ以外に死刑囚の家族や職業的に死刑執行に携わる者たちなどが「被害者」となる事を知った(死刑制度維持にかかる莫大なコストがそれ以外の重要な政策にも影響をきたしてることを鑑みると死刑存置国家の市民全体も「被害者」とされていた)。人種や(良い弁護士を雇える)所得、時代や場所など様々な要因で死刑基準が曖昧になれば、殺された被害者間に格差をうむ。それはつまり人の命に軽重がつくという事でもあるのか。
2022/03/30
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