風の時/狼の時 (天城一傑作集 4)
風の時/狼の時 (天城一傑作集 4) / 感想・レビュー
wm_09
エンターテインメントとしての探偵小説は全く意識していなかったのだろう驚くべき不親切さ。それでも表題作は『圷家』より遥かにすっきりしていて、著者のベスト長編ではないだろうか。短編では「失われたアリバイ」系の作品がコントめいた雰囲気に似合って印象的。(稲)
2011/06/24
いちはじめ
私家版として刊行された長篇2作に未収録短篇の三部構成。同じアイデアを執拗に改稿するタイプの作家だったのだなと思う。また、戦後デビューのミステリ作家でこれほど先の大戦にこだわって書いたのも珍しいのでは?
2009/05/14
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