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ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO)

作家
久住昌之
出版社
日本文芸社
発売日
2015-06-26
ISBN
9784537060171
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ひとり飲み飯 肴かな (NICHIBUN BUNKO) / 感想・レビュー

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ミカママ

久しぶりの久住さん。かつて日本からハワイに渡ったときに、まとめて持ち込んで子育てしながら擦り切れるまで読んだ東海林さだおさんの『丸かじりシリーズ』を思い出していた。久住さんは東海林さんをちょっと下世話にした感じ。でも食へのこだわりと文章のテンポのよさは並んでるんじゃないだろうか。中でも母親の「コロッケ定食」のくだりにはやられた。わが息子もいつかはそう言ってくれるのかな。

2022/05/03

ホークス

「ひとり家呑み通い呑み」に加筆。建前の世界からのオリっぷりが良い。男性文化=役割と努力。たとえ脇役でも「凄い脇役を目指す暗黙のルール」が息苦しい(女性には見えない障壁)。著者は建前や嘘臭さを叩きまくる。冷やし中華は具を豪華にしても美味しくない。ゴーヤの苦味を抜くんなら食べなきゃいい。氷入れ過ぎのハイボールってウイスキーの味が嫌いって事?一人だからワンカップ、キャベツ炒め、宅配ピザと何でもあり。男の子的ヤンチャさとオヤジ的ワビサビ。挿し絵も味がある。何より文章が楽しい。後半のごった煮的諸々も面白い。

2018/02/08

tetsubun1000mg

2015年の出版だが、久しぶりに帰省した地元の商店街で古書店のボックス古本市のイベントが開催されていてぶらっと眺めていたら目について購入する。 「孤独のグルメ」で最後に登場する久住さんが茶目っ気たっぷりで、シチュエーションを変えながら酒飲みたちが好きそうな肴と酒を楽しむシーンを妄想していく。 まるでコントのようで楽しめる。 このシーン、肴ならビールやコップ酒など味を想像して読むと一層楽しめる。 冒頭に紹介される街中華のチャーハンに焼酎のロックは意外な組み合わせだが、結構いけそうな気がしてくる。

2022/10/16

速読おやじ

とってもくだらない本(笑) 私も数年前から一人呑みをたまーに嗜むようになっているのだが、自分としては色々人間観察できて面白いと思っていた。しかし、この本に出てくるような一風変わった人達のように自分も観察されてるかもしれない。色んな酒の肴が出てきて、読んでる最中から呑みたくなってくるイケナイ本である(笑) Prime Readingでタダで暇潰しに読むには絶好の作品^_^

2019/01/26

長野秀一郎

何とも無粋な本である。酒を飲みながら腹もいっぱいにしようというのがまず野暮だ。そもそもの話、食い物、それもB級グルメというべきジャンルをぐだぐだ語るのも粋ではない。作者自身それがわかっていて、含羞からか妙に饒舌になっているのが鼻につく。だがそれがいい。野暮も無粋もいいじゃないか。粋な飲み食いもたまには良いが、年中それでは疲れるしそれこそ野暮である。自宅で誰の目も気にせず好き勝手をする作者の姿が彷彿されて楽しい。文体の臭みもくさやか何かと思えば良い。読者を選ぶ部分はあろうが個人的には評価4-

2017/11/03

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